月がまた実質値上がりになった。
今までの月は、本来の大きさよりも10%少ない視面積だったが、今回の値上がりで11%少なくなる。
文部科学省は今後数十年をかけて月の視面積を25%減まで下げるという方針を維持するようだ。
月が小さくなることで、我が国の文化の理解や科学への興味といった面で大きく悪影響があるのではないかと言われている。
しかし値上がりが無ければ月のウサギ達の雇い止めという話にもなりかねない。
その他の値上がりも止まらず、チョコパイからクリームは消えて、カントリーマアムはチロルチョコサイズになった。大手コンビニには2本入りのスティックパンが並ぶ。
月について若者の間では
「小さくするのではなく、値段を上げてほしい。分かりにくい」
「どうせなら(月の視面積が)0%でもいいのでは?」
「デジタル化が進んだ今の時代には必ずしも月は必要とは限らないと思う」
などの意見があり、傾向としては、いわゆる『若者の月離れ』と呼ばれる現象が見られる。
文科省は月への関心が薄れる対策として、今後も年に数度の視面積の追加購入を行い、『スーパームーン』として広報に力を入れることを計画している。