こんにちは、魚の精巣です。
モンハン買っちゃた……///
そういえばモンハン買いました。 #モンハンライズ #MHRise #モンハン #NintendoSwitch pic.twitter.com/gsyDM6Zvjb
— 魚の精巣 (@shirako_dayo) 2021年3月30日
ところで、20代後半のいい歳した大人は、モンハンの話題になった時に
「モンハンはなんだかんだで、友達の家に行ってやるPSPが一番おもしれぇンだよなぁ」とか
「本当は、俺たちはモンハンがやりたいんじゃなくて、モンハンをやっていたあの頃に戻りたいだけかもしれないな」
とか言って昔を懐かしむくらいしか今のキッズにマウントを取ることができない悲しい生き物です。
ですが、こうやって懐古に浸ることは多くても具体的に“あの頃のモンハン”がどう面白かったのかを語ってあることは少ない気がします。
思い出を語るのは野暮だからという意見もあるでしょうが、おそらく最大の原因は140字という制約のせいでしょう。こういう長くなりそうなエピソードトークはTwitterには向きませんからね。
長い話はブログで書けば良い。
というわけで、今日は僕の“あの頃のモンハン”エピソードをダラダラと書いていって、具体的にあの頃のモンハンは何があって思い出に残っているのかを伝えていこうと思います。
きっといっぱい楽しい話が出るでしょう。さぁ、あの頃のモンハンの話をしよう。
エピソード① イヤンクック剥ぎ取り未遂事件
最初にモンスターハンターというゲームに僕が触れたのは小学生の時で、友達の家でPS2のモンハンを見たのが最初でした。ちょっと触らせてもらうと操作が難しかった記憶があります。
その時すでにPSPでモンハンが出ていました。あの「モンスターハンターポータブル」です。PSPだったら協力してゲームできるから、みんなで買おうよという話になり、親に買ってもらって、マルチプレイというものを初めて体験しました。
「うおー! すげぇー! お前の画面に俺がいる!!」とか言って盛り上がりました。
通信や協力プレイというものは、ポケモンのように1対1でやるかスマブラのように一つの画面でしかできないものだと思っていた当時の僕たちにとって、それぞれのPSPの画面でラグなく動き回る複数の3Dのハンター達はかなり衝撃的だったのです。
そして、もともとPS2のモンハンを持っていたやつをリーダーにして、僕と、さらにもう一人の友達の3人でイヤンクックを討伐しに行くことになったのです。
イヤンクックの素材があれば、ド初心者に取っては結構いい装備が作れます。
しかしイヤンクックみたいなデカいモンスターでも1体につき3回しか素材を剥ぎ取れないということを、僕ともう一人はリーダーから聞かされてこのとき初めて知ります。まだリーダー以外はイヤンクックも1人で倒せなかったんですね。
「イヤンクックは3回しか剥ぎ取れないからな」
「つまり、(今3人でやってるから)1人1回ずつな!」
「「オッケー!!」」
実はリーダーもマルチプレイをやるのはこの時が初めてだったので、全員3回づつ剥ぎ取れるということを知らなかったのです。
なので、本当は9回分剥ぎ取れるにもかかわらず、イヤンクックの死体を律儀に1人1回ずつ剥ぎ取りました。
そしてそれを3クエスト分くらい繰り返しました。
めちゃくちゃ勿体無いです。1人6回分くらい損してます。
4回目のクエストのとき、リーダーじゃない方の初心者の友達が
「あっごめん! 俺間違って2回剥ぎ取っちゃった! どうしよう〜」
と間違えてくれたところで自分たちのミスに気がつきました。
「えっ? でも俺剥ぎ取れるよ?」
「えっ、あれ? まだ剥ぎ取れるよ!? まだ剥ぎ取れるよ!!」
「合計3回じゃないの!? これ1人3回なの!?」
「これ1人3回剥ぎ取れるんだ!! ヤベェ! 今までのやつめっちゃ勿体ねぇ!!」
「逆になんで9回も剥ぎ取れるの? 質量保存の法則に反してね?」
今なら1人3回剥ぎ取れるのは常識ですが、初めてのマルチプレイでは物理法則に引っ張られてかなり無駄を食ってしまったというエピソードでした。
でも確かに最初は分からないかもしれないですよね。
エピソード② 全身ガノトトス事件
初めは少人数で始めたモンハンは、気が付けば周りの男子ほとんどがやっているほどの人気ゲームになっていました。
流行したての頃の小学生たちは「モンハンやり始めたの、俺たちが最初。」と全員言っていました。
おそらく誰が広めたというわけではなく、同時多発的に流行りだしたのだと思います。シンギュラリティですね。
あるとき、どうしても緊急クエストのフルフル討伐ができないという友達がいました。
フルフルは、まぁ確かに強いモンスターですが、頑張れば1人でも討伐できるモンスターだったので「なんで?」と思いつつも
「フルフルなんて4人揃えれば楽勝だろ!!」
ということで、そのフルフルが倒せない友達の緊急クエストをみんなでやることになったのですが……
そのフルフルが倒せない友達が何故か全身ガノトトス装備で馳せ参じたのです。
※一応解説しておくと、ガノトトス装備は雷属性の攻撃にめちゃくちゃ弱く、フルフルは雷属性の攻撃をこれでもかというほどしてくるモンスターなので、フルフルにガノトトス装備で挑むのは火事現場にガソリン被って突入するようなもの。
「お前なんで全身ガノトトスで来てるんだよ! 意味わかんねぇよ!」
「何がしたいんだよ!!」
当然みんなから大ブーイングが飛びましたが
「いや、これが俺の持ってる中で最強の装備だから」
「属性のこと理解してる!?」
「属性のことは理解してるけど、それを差し引いてもこの装備が一番強いという計算」
と言うので、それでもまぁ4人いるし、フルフルが倒せないということはないだろうと考え、緊急クエストを始めたのですが……
全身ガノトトスが3回死んで失敗しました。
「突っ込むなよ! ガノトトスで突っ込むなよ!!」
「お前らが戦ってる間ずっと見てるのは流石に退屈すぎるから仕方ないだろ!!」
「マジで一撃で死ぬやん。絶対ガノトトスよりも、ショボいゲリョスの方が耐えると思う」
「もしかして、属性のマイナス値って普通の装備の値よりも影響度合いがデカい?」
「デカいよ! -20とかになってたらほぼ即死だよ!」
その後もう一度4人で普通にフルフルを倒しました。属性って大事ですよね。
エピソード③ ラオシャンロン報連相失敗事件
当時の僕たちが最も興奮していたのはラオシャンロンの討伐クエストです。
めちゃくちゃデカいラオシャンロンにひたすら強走薬グレート飲んで双剣の乱舞を腹に当て続けて、うまいこと尻尾を避けつつ、最終エリアで撃龍槍を当てる。
良い双剣じゃないと撃退はできても討伐まではできないんですよね。そして尻尾に当たって散っていく仲間達……。
また最終エリアの音楽が良いんですよね、決戦って感じでテンションが上がる。
撃龍槍にロマンを感じるんですよね。ラオシャンロンが立ち上がった後ギリギリまで引きつけてから撃龍槍をブチ当てて大ダメージを狙っていくあの興奮。
そういうわけでその日の僕らもある友達の緊急クエストでラオシャンロン討伐をやっていました。
初めてラオシャンロンをやる友達(緊急クエストを受注した人)もいるので、首尾は微妙でした。
クリアできないことはないけど、撃退で終わっちゃうかもな〜という感じです。
そして最終エリアへ、いくぜ最終ラウンド! ブチ上がるぜ音楽!
ラストの追い上げで前半の失速を挽回! 撃龍槍を決めれば、撃退ではなく確実に討伐までいけるんじゃないか? そういう雰囲気になります。
「これ、ここで(撃龍槍)行こう!」
「行こう! 誰か行ける!? もう今行って欲しい!」
「俺行ける!」
下のフィールドで戦っている時から撃龍槍のボタンまで行くための長い梯子が良い感じにわずらわしいんですよね。
そして立ち上がってギリギリまで近づくのを待ちます。このタイミングが技術の必要なところ!
「あれ? 出ないんだけど!?」
「は? なんで?」
「撃龍槍が出ないんだけど!! えっ誰かもう押した?」
「押してない!」
「押してない!」
「もしかして、赤いボタンの話してる?」
「してる!」
「えっ押したの!? いつ押したの?」
「クエスト始まってすぐ探索してたら見つけたから押した」
「すげぇ最初じゃん!!」
「なんで押したら押したって言わないんだよ!」
「そんなん言われても知らんし! 初めてだから分かんなかったし! 誰か教えてよ!」
「でも気付くでしょ? なんかヤバいって」
「確かに一瞬画面が切り替わってなんか棒みたいなのが出てきたな〜とは思ったけど、意味不明だったからスルーした。そしたら最終的にラオシャンロンがここまで来たから、もしかして大事なやつだったのかなってめちゃくちゃ焦ったけど言い出せなかった」
「1人で抱え込んでんじゃねぇ!」
というわけで僕らは報連相の重要性を学び、それを教えてくれたラオシャンロンは討伐されずにすごすごと帰って行きました。
はい。以上です。
“あの頃のモンハン”の話、3つでしたね……。
あと、2ndくらいの頃から僕らの中で出回りだした改造クエストのこととかを少しばかり書けるんですが、長くなってきてしまったので、ここらへんでお開きにしたいと思います。
面白かった?
いや、面白くなかったとしてもいいんですよ、だって、なんだかんだであの頃が1番おもしれぇンだからサ……