魚の感想

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クソビビリな僕でも見れたゾンビ映画5選

こんにちは、ホラー映画が怖すぎて、友達を映画館に残して逃げたことがある魚の精巣です。

 

ハロウィンの季節なのでゾンビ映画でも見たい。でもゾンビ怖い。でも見てみたい。でもゾンビ怖いマヂ無理。。。

という人もいるんではないでしょうか? 僕もそうです。

 

今回はそんな人のために、僕が実際に見たことがある「ゾンビが怖い人でもなんとか見れそうなゾンビ映画を5つほど紹介していきます。

 

正直TSUTAYAに行けばすぐに見つかるようなメジャーなものばかりなので、映画ファンの方々には退屈だと思います。

また、別に怖がりじゃないし、もともとゾンビ映画大好き~♪って人にも退屈なだけなので、白坂小梅さんと一緒に観たいホラー映画でも妄想してください。

 

あとネタバレ有りなので注意をお願いします。

というのも、軽いネタバレを交えつつ紹介していきたいので。

先鋒:ワールドウォーZ

ワールド・ウォーZ (字幕版)

ホームエンターテインメントゾンビムービー

いきなり超メジャーな作品を紹介。ブラピが走るゾンビに追いかけられるVFX満載のド迫力ゾンビ映画です。さいきん地上波でも放送されました。

この映画をオススメする理由はなんといってもゾンビ映画なのに血が出ないこと。「まず血がダメだからゾンビ無理」という人に「血が出ないやつ? あるよ?」と紹介できるわけです。

 

欠点としては、腕を切り落とすシーンでビビってしまうところです(血は出ない)。思わず目を覆ってしまいます。ここで書いておかないと、僕と同じガチ怖がりの人は貧血で倒れると思うのでネタバレするんですが、女兵士の腕をブラピが切り落とします。

 

全体的に、重要キャラっぽい博士がすぐ死んだり、世界的危機のはずなのにブラピの服が無駄にオシャレだったりしてネタにされがちな映画でもありますが、地上波でも放送できるくらいホームエンターテインメントなゾンビ映画として、ガチのビビリにはありがたい映画と言えるでしょう。見終わったあと、自販機でペプシコーラを買えば気分はブラピです。

 

次鋒:ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世記

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世記 (字幕版)

教科書的なザ・ゾンビ映画

ゾンビ映画の巨匠はジョージ・A・ロメロ監督という人で、この映画はそのロメロさんの映画のリメイクとなります。リメイク前の白黒映画はさすがに古すぎて抵抗感があると思うので、無難にこっちを観たほうがいいです。それでも古さはありますが……。

 

とくに順番を気にする必要はないんですが、「ワールドウォーZ」を見た後にこの映画を見ると、ゾンビのスペックの低さに笑ってしまうこと請け合いです。なにせナイトオブ・ザ・リビングデッドのゾンビときたら、高い塀を超えるどころか裏口のドアすら開けられない始末。

 

しかし決してへっぽこゾンビを笑うだけの映画ではありません。

この映画を観ることでゾンビ映画の基本形である「建物への籠城」「人間同士の足の引っ張り合い」「ゾンビの数の暴力」という、ゾンビ映画を楽しむ上で重要なポイントを堪能できます。この3要素が実におもしろい。

 

ロメロ監督の生み出したこの3要素がハマりすぎて、しばらくゾンビ映画の形式はこのパターンを引きずることになっていきます。そこから革命を起こそうと最近のゾンビが走り出したわけです。改革のために奔走するのは人間だけではないということですね。

 

中堅:ゾンビランド

ゾンビランド (字幕版)

最近かな~り有名なゾンビB級映画

この「ゾンビランド」はがっつりコメディなゾンビ映画であり、これといったグロシーンもビックリシーンも無く、ひたすらゾンビを倒しまくる映画なので安心して見れます。ネタバレするとジャケットの4人は死にません(安心でしょ?)。

 

オープニングのゾンビに襲われるスローモーション映像や、ゾンビ映画あるあるがなかなか笑えます。個人的にはカウボーイハットのオッサンの生き様がたまりません、オッサンと一緒にあま~いお菓子を食べながら見ることをオススメします。

 

あと最近ゴーストバスターズのリメイクとかあったので、それを見た人は楽しめるかなと思って挙げました(作中に初代の俳優が出てくる)。

 

副将:ショーン・オブ・ザ・デッド

ショーン・オブ・ザ・デッド [DVD]

 

超有名なゾンビコメディ映画

さきほど「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」で述べた立てこもり・ケンカ・数の暴力を上手くギャグテイストに仕上げた映画です。8割くらいコメディですが、冴えない主人公のショーンが徐々に皆のリーダー的存在となる成長譚であったり、親子や友人との絆を描いた感動譚であったりと、単なるお笑いだけではない要素がバランスよく組み込まれており、ネットでの評価も高いです。

 

しかし、終盤のワンシーンが極端にクッッソグロいので要注意です。具体的にネタバレしてしまうと、メガネが窓に近づきすぎたら画面から離れてください。

 

個人的には子供用トランポリンで母親を助けに行くシーンが好きなんですが、なんといってもこの映画最大の山場はパブのQueenでしょう(笑)。YouTubeで調べるとそのシーンだけ出てきますが、そのシーンだけ見ても面白さが伝わらないので見ないでください。

 

大将:バタリアン

バタリアン [DVD]

 

一応ギャグテイストだけどトラウマもの映画 

 この映画はグロイです。めちゃくちゃ怖いです。僕はタールマンが頭を丸かじりするシーンがトラウマになりました。必ずある程度ゾンビに耐性を得てから見てください。

 

「クソビビリでも見れる映画を紹介するんじゃなかったのかよ! ウソつき!!」と怒られるのが怖いんですが、どうしても紹介したかった。というのも、この映画にはある程度ゾンビ慣れ(ゾンビ慣れってなんだ?)した人にとってはたまらなく面白い要素が詰まっていると思うのです。

 

まず、ゾンビの走り方。”襲いかかる”というよりも”徒競走”に近いそのフォームは「走るゾンビなのになんか面白い」という絶妙な笑いを誘ってきます。

次に、ゾンビの強さ。バタリアンに出てくるゾンビは最強クラスのゾンビです。車の誘導とかできます。

あとは、登場人物たちの顔芸とか、無言でゾンビを窓の外に押し出すところとか個人的に面白かったです。

 

これらの要素はある程度ゾンビ映画のセオリーを踏まえておくと楽しく見れると思います。もちろんしっかりグロいので、クソビビリな人はある程度ゾンビ映画を見た後にチャレンジの気持ちで見ていただきたい。

 

バタリアンをクリアしたらある程度のゾンビ映画は大丈夫なんじゃないかな? と思います。それでも僕はこの前見た「アイアムアヒーロー」が辛かったですが……。

 

あなたがゾンビにならないように気を付けてほしいこと

いかがだったでしょうか? ぶっちゃけ今回紹介した映画はそこらへんのブログで山ほど紹介してあるものなので、あまり価値はなかったかもしれません。それにも関わらず最後まで読んでいただきありがとうございます。

最後に、ゾンビ映画を探すときに気を付けなければいけないことを一つ。今回紹介した映画でもそうですが、ゾンビ映画のタイトルって意外と「ゾ」で始まらないんですよね。

 

今回紹介した映画

・ワールドウォーZ

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド

ゾンビランド(これだけゾ)

ショーン・オブ・ザ・デッド

バタリアン(原題:リターン・オブ・ザ・リビングデッド)

 

もちろん「ゾンビ」という映画もあるんですが、「○○・オブ・ザ・(リビング)デッド」というタイトルが多いです。これはジョージ・A・ロメロ監督が残したパターン型の1つで、いかにこの人物がゾンビ映画に与えた影響が大きいかが分かります。

 

ロメロ監督の偉大さは分かったんですが、このパターンのおかげでゾンビ映画の受け手になる我々としては非常に探しづらい。まだネットで探す分には大丈夫かもしれませんが、レンタルビデオ店などにいくと大変です。

 

なんとなくジャケットだけ覚えているゾンビ映画「ゾ」の棚の前で「あ゛~? あ゛~?」とうめき声をあげながらゾンビのように徘徊して探し回るハメにならないよう、タイトルをしっかりと覚えてからレンタルビデオ店に行くことをオススメします。

 

最後に、今年の7月に亡くなられたジョージ・A・ロメロ監督のご冥福をお祈りいたします。

 

以上、紹介でした。