こんにちは、一番好きなドラえもん映画は海底鬼岩城な魚の精巣です。
Amazonプライムの会員になってからというもの、深夜アニメの鑑賞を放棄してドラえもん映画を観まくっていました。最近その見放題期間が終了してしまったので、ドラえもんが未来に帰ってしまったのび太君状態です。
おまえ…消えるのか…? pic.twitter.com/qCE8NkOt66
— 魚の精巣 (@shirako_dayo) 2017年6月14日
(消えました…)
そんな僕は、いちおう旧ドラえもん世代で、のぶよボイスを聞きながら大人になった感じです。
ドラえもんの映画、“新”になってからオープニングの「ドラえも〜〜ん!!」があっさりになったのちょっと悲しい。
— 魚の精巣 (@shirako_dayo) 2017年5月1日
旧ドラ世代としては新ドラになかなか馴染めない部分もあるのですが、そんな僕でも個人的に「あっおもしろい!」と思った5作品の感想を公開順に挙げていきたいと思います(できることならAmazonプライムの見放題が終わる前にこの記事書きたかった…)。
なお、新ドラえもん映画の呼び方は「新ドラ」「わさドラ」といくつかあるみたいですが、今回はのぶよボイスのドラえもん映画を「旧ドラ」、わさびボイスのドラえもん映画を「新ドラ」と呼んで統一していきます。ネタバレ無し
1.映画ドラえもん のび太の恐竜2006
ありきたり~!
しょっぱなからありきたり! でもやっぱり名作なんですもん、しょうがないじゃないですか。新ドラ記念すべき1作目、いま思えば本作の成功があって新ドラが受け入れられた部分もある気がします、SF要素…欲に駆られた悪い大人…ひと夏の冒険…友情…かっこいいジャイアン…
これぞドラえもん映画という要素が詰まった1本です。まだ観たことがない方はぜひ見てほしい。そして全体に漂うノスタルジーな空気に心を潰されてほしい。ジャイアンの「オレ、歩いてもいいぜ…日本まで」というセリフを一生に一度は言いたくなってほしい。僕と同じように。
少し気になった点は、作画のタッチがやたらクレしんっぽいことです。新ドラ映画は結構タッチが変わるんですが、本作はクレしんっぽさがかなりあってちょっと戸惑いました。あと、これが10年以上前の映画ということにも別の意味で心を潰されました。もう声優交代してから10年以上経つとかマジかよ…
2.映画ドラえもん のび太の人魚大海戦
海底鬼岩城っぽいからかもしれないけれど、これ好きなんですよね。
ぶっちゃけると、バギーちゃんのいない海底鬼岩城なんですが、僕は全体的に好きです。テキオー灯の効果が切れかかるくだりは大人なのにハラハラしました。ストーリーも、悪い奴らが攻めてくるから一か八かみんなでブッ飛ばしに行く、という単純でドラえもん映画らしい内容で疲れません。そして水の作画が素晴らしいです。のび太たちが喋るとちゃんと口から泡が出るところとか凝ってます。
また、これは新ドラ全般に言えることなんですが、しずかちゃんがカワイイ!!
しずかちゃんカワイイ!! いまの子どもはこんなモン見て性欲に目覚めたりしないんでしょうか!? 心配です!!
そして本作はソフィアという女の子がメインのオリキャラとして出てくるんですが、ソフィアの風呂シーンの作画が凄い!! 新ドラ映画の風呂シーンで一番作画がいいです。
残念な点としては、ジャケットでドラえもんの左にメイン面して泳いでる黄色いフグが、ただの雑なツンデレキャラで、あんまり魅力的じゃないところです。黄フグよりも博士の助手(CVさかなクン)のほうがキャラが濃かった。
あと旧ドラ世代には嬉しいことに、挿入歌が武田鉄矢です。
3.映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)
オリキャラが濃い
とにかくこの一言に尽きます。魅力的なキャラがわんさか出てきて楽しいのなんの!ストーリーとしては、序盤は「これ、大丈夫か?」となったんですが、後半から一気に盛り上がり、最後はお得意の「地球がヤバイ」に行き着く怒涛の展開です。
新ドラは感動要素を詰め込みすぎる傾向があるのですが、本作はのび太とドラえもんの友情というすでに土台がしっかりしている要素(のび太とドラえもんの友情を疑う人はいませんからね)に絞っていて、素直に感動しました。
しかし、オリキャラが濃すぎるがゆえにジャイアンやスネ夫の活躍が少し霞んでしまっているのは残念です。また、ドラえもん映画の醍醐味だと個人的に思っているSF要素が本作では皆無で、単純にひみつ道具いっぱい出して盛り上げようぜ~といった作風になっていたのは惜しかったなと思います。
とはいえ、内容的には非常に楽しく、これを見て「つまらなかった」となることはほぼ無いんじゃないかと思いますので、一見の価値ありです。あとジンジャーがカワイイ!
4.映画ドラえもん 新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~
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これだよ、こういうリメイクを待ってたんだよ
リメイク前を丁寧になぞりつつ、しずかちゃんの可愛さ、ペコの可愛さ、ジャイアンの漢気をパワーアップさせ、旧ドラにはできないアクションや作画で勝負するというまさに王道リメイク。一部がCGじゃなければもっと良かったかもしれませんが、そこまで求めるのはただのワガママかもしれません。とにかく、旧ドラ世代でも安心して見れます。
あと、また同じ話しちゃうんですけど、しずかちゃんがカワイイんですよね~…僕もゴリラさんになってしずかちゃんにブンブン回されたい…
序盤の探検も楽しくて、最後の展開もやっぱり熱い。終わり方も変な改変が無くて最高…あの最後が良いんですよね。
気になった点を強いて挙げるならば、声優さんでしょうか。基本的にプロの声優なんですが、やはりどうしても芸人さんがやっているチョイ役とかで「あれ?」っとなってしまいます。まぁこれは本作だけでなく、新ドラはおろか最近のアニメ映画全般に言えてしまうので、仕方ないですね。
ペコ(CV小林ゆう)は大当たりだと思います。
5.映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)
スタッフ「もう遊ぼうぜ」
Amazonのレビューでは酷評の嵐の本作。でも僕はスタッフの遊び心というか、パロディネタで攻めちゃえ~みたいな投げやりな感じが垣間見えて、逆に好きです。
本作の見どころは、明らかに敵の幹部のデザインが、スター〇ォーズの青い女星人とチュー〇ッカ(超サ〇ヤ人みたいに光ってパワーアップする)とモンスターズ〇ンクのマイク(CV爆笑問題田中)なところですね。もう面白いところ全部言いました。
なんでこんなにパロディで攻めているかというと、もともと原作マンガも思いっきりス〇ーウォーズのパロディだし、その原作から生まれ、本作の軸にしている旧ドラの小宇宙戦争(リトルスターウォーズ)もパロディ祭りな映画だけあって、こんな感じに振り切れているんだと思います。
あまりにパロネタへ振り切れすぎてストーリーも雑、変にのび太とオリキャラの友情要素を入れ、最後もチートで解決。と、まさに酷評にふさわしい映画。しかし、俺たちは原作に忠実なんだ!文句あるか!とスタッフの声が聞こえたような気がしたのは、エンドクレジットの後にバーガー監督(ひみつ道具です。なんでバーガー?)が終わりのカチンコを鳴らしたときです。「あ~そうかこれはこういう映画なんだ」と変に納得しました。
ドラえもん映画だと思わず大人になって見ると少年期のように楽しめる映画です。
(2017年6月22日現在、これと日本誕生だけまだ見放題です)
というわけで5つ挙げてみました。あくまで個人的な感想なので、これら以外の作品は駄作だとかそういうわけではありませんが、なにかの参考になれば幸いです。とりあえずしずかちゃんが世代を超えてカワイイので、ひとつも見たことない人は是非視聴してほしい!
あと、こんな記事書いているくせに、最新作の南極カチコチ大冒険だけを見ていないので、DVDが出たら一刻も早く見たいです。なんかすいません。
以上、感想でした。