魚の感想

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試写で見た「スパイダーマン:スパイダーバース」の感想

こんばんは、試写会に行く人は全員サクラだと思っていた魚の精巣です。

 

 

「試写会なんてこんなもん当たらねぇよ」と思いつつも応募したら当たったので、「やった~!」と言いながら定時に無理やり退勤して映画館にダッシュしました。

 

 

 

ありがとうスパイダーマン:スパイダーバース」……ありがとうユナイテッドシネマ……。

 

 ってわけで、せっかく試写もできたんだし、感想でも書かなきゃ勿体ないですよね。当たり前ですが、公開前*1なのでネタバレ無しで書いていきます。どうぞよろしく。

www.spider-verse.jp

リンク:映画『スパイダーマン:スパイダーバース』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

 

 

とりあえず見てて楽しい

一言で「スパイダーバース」の感想を表すと完全にコレでした……見てて楽しい。とりあえず見てて楽しいというのは非常に良いことです。

 

とにかくアクションの作画がすごいんですよ、日本のアニメでいうと、ガイナックスとかマッドハウス(他にもあると思うけれど)がよくやる描き込みと動きの量が圧倒的な作画で、初見だと何が起きてるのか分からなくなるようなアクションシーンがあるじゃないですか。「うわ~ここのシーンやべぇ! 脳汁ドバドバ!!」ってなるアレです。

 

スパイダーバースのアクションの作画がまさにそれで、とにかく描き込みの量と動きがハンパない! しかもアニメだとせいぜい数秒程度の作画がずっと続くんですよ! ”なんかすごいシーン見た感”をず~っと味わえる。

 

ぎょえ~! なんだこの作画は!? 脳汁が! 脳汁が止まらない! 麻薬か!?? ってやってたらドンドン話が進んでいって「あぁ~ 楽゛じい゛~~!!」ってトリップしてました。頭悪い感想なんですがとりあえず楽しいんですよ。

 

 

 

ただ、すごいアクションシーンの弊害というか、仕方なかった点は、アクションを見た後に来るシリアスなシーンの情報量の落差でした。

 

シリアスなシーンはアクションシーンと比べて情報量が少ないので、アクションで鍛えられた脳の処理能力が余っちゃって視線が泳いでしまう感覚がありましたね。結果、シリアスなシーンにあまり感情移入できないという……このアクションとシリアスの落差問題は難しいですね。

 

スパイダーマンってやっぱかっこいいんだな…… 

とにかくアクションシーンの作画がやばいことになっているんですが、そこにスパイダーマンの要素がキッチリ入ってくるわけです。

 

スパイダーマンの要素っていうのはつまりあの独特なポージングとかウェブアクションとかなんですけど、情報量の多いシーンの中に「ここッ!!」って感じでそれを入れてくるんですよ。

 

スパイダーマンのポージングって単体の絵でみると独特でちょっと笑っちゃうじゃないですか……股全開にしてその股の前で腕伸ばして白い糸出すのカッコイイか? みたいな。

でもそのポーズが絵になる絶妙なタイミングで入ってくるわけですよ、そんな完璧なタイミングで入れられたら「あっ! この変なポーズめっちゃスパイダーマン!! うわぁーカッケェーー!!」ってなっちゃうんですよ……プロですよ……この映画作った人達は完全にスパイダーマンのプロ……。

 

ストーリー、ちゃんと収めてきた感

調子こいて試写会に応募したものの、スパイダーマンについては映画からの知識しか無いので、スパイダーバースでいっぱい出てくるスパイダーマン達とか全然分かんないし、予習とかしようかな? と思っていた時期がありました。

なんなら中の声優さんについての方が知識量は多いくらい。

 

 

思っていたものの、予習、全くせず。

 

でもストーリーは予備知識なしでも楽しめるように、ちゃんと上手いこと作ってありました。ストーリーはマイルス(主人公の男の子)とピーター・パーカー(スパイダーマン)の師弟関係にメインを置いて、登場する他のスパイダーマンは脇を固める、オードブルのような役回りになっていました。

あとは恋愛と家族愛がつまみ程度にありますね。

 

 

他のスパイダーマンのファンの人はボリューム不足を感じるかもなぁと思ったのですが、映画の枠の中で収めようとするとこういう構成になるよな、という感じですね。逆に予習しなくて正解だったのかもしれない。

 

個人的にはマイルスの成長がけっこう足早で、いきなり強くなったような印象を受けてしまったんですが、成長したことを示す描写が言葉や状況じゃなくて、映像表現で暗示してあって、理屈っぽく語られることが無くとても気持ちが良かったです。

 

ストーリーの主軸に絡んでこないのに濃すぎるスパイディたち

メインがマイルスとピーターの師弟関係、そしてそれを通したマイルスの成長に充てられているので他のスパイダーマンたちは言ってしまえば脇役なんですが、キャラが濃すぎて同じ画面にいると主役を食っちゃうくらい存在感があるんですよね……特にペニー・パーカー

 

 

ペニー・パーカーかわいい 

 

 

ペニー・パーカー、反則でしょ……1人だけジャンルが萌えアニメなんだもん。しかも若干、本当に若干なんですけど、リョナ描写あるんですよペニー・パーカー……*2ズルでしょそんなん、オタク向けコンテンツすぎる……。

 

 

あと一人だけギャグのノリで戦うスパイダー・ハムとか、一人だけ白黒のスパイダー・ノワールとか、みんな1カットずつ見せ場があるんですがそれが濃い。もちろんペニー・パーカーも戦うし、かわいい。

 

スパイダー・ノワールが敵を殴り倒すときに一瞬だけスパイダー・ノワールだけじゃなくて画面全体が白黒に変わるんですよ!? かっこよすぎるよ! なんだよそれ!! 吹き替えが大塚明夫さんだし!!

 

吹き替えをオススメしたいかもしれない

僕は字幕派なんですが、スパイダーバースは吹き替えで見る方をオススメしたいです。声優さんが豪華なんですよね……あとペニー・パーカーが急に出してくる日本語を聞くとちょっと気恥ずかしい気分になっちゃうんですよ、あとあと、試写会が字幕だったから次は吹き替えで見たいというのもあります(笑)

 

 

どうでしょうか、ネタバレせずにまんべんなく感想を書けているといいんですが……とりあえず

〇 アメコミ好き

〇 作画の情報量が多いアニメが好き

スパイダーマンのにわかファン

ペニー・パーカーが気になる

って人にオススメです。コミックを追いかけてるガチファンの方も楽しめるとは思うんですが、僕の目線からはどういう感想を抱くのか全く分からないのでなんとも言えないですね……。

 

こんな感じです! 「スパイダーマン:スパイダーバース」は3/8(金)公開やで! めっちゃオススメやで! えっ? 分かんなかった? OKじゃあもう一度だけ説明するね。*3

 

以上、試写の感想でした。ペニー・パーカーが可愛いです。

*1:先行上映はもうあったみたいですね

*2:いや、ないかもしれない。僕の勘違いかもしれない。でも僕は「おおッ!?」ってなった

*3:頻出構文